雄羊パッシ‐フィンランド人の精神・シスの象徴
丸い柔らかさ、木の堅さ、マイルドな優しさ、たくましい立ち姿。時間を超越しているものに時間が影響を及ぼすことなどできましょうか。雄羊は、フィンランド人の屈強の精神・シスの象徴です。しかしフィンランドで有名なデザイン商品の傑作となるのに、シスは必要ではありませんでした。
代表的な作品として愛され続けている雄羊パッシ。1973年にカイヤのデスク上で誕生しました。すでに50年もの間この雄羊はアーリッカの一部であり、これまでもそしてこれからも、アーリッカの心を秘めて堂々と立ち続けるでしょう。
雄羊パッシの傍らで一緒に丸くなるのもいいでしょう。もしくは自分の中にそれを見つけ出すのもよいかもしれません。
アニバーサリー商品
花畑に雄羊パッシを放してみました
今回雄羊パッシを花畑に放してみました。思い切り飛び回って、大好きな美しい花々をまとい人生を楽しんでいます。カイヤが以前に描いていた花々。かわいくも斬新なデザインです。
プロの手によって制作
フィンランド手工芸の傑作
雄羊パッシは、フィンランド職人から生まれた芸術作品です。これらは技術の高い職人たちの手によってフィンランドで作られています。木から雄羊になるまで、丁寧にひとつひとつのパーツに時間をかけ、ひとつずつ作り上げるのです。どの木のパーツもその木材に敬意を払いながら作っていきます。こうして雄羊パッシのシス精神は育まれるのです。
この雄羊に魅せられているのはフィンランド人だけではありません。フィンランドデザインの象徴でもあるこの作品は、海外でも高い評価を得ています。コイヴィスト大統領夫妻が1983年にアメリカのヒューストンに持っていったこともありますし、上皇后美智子様、ウォルター・モンデールアメリカ元副大統領や、ナンシー・レーガン元大統領夫人、俳優のダニー・ケイ、アメリカのヘビーメタルバンド・メタリカのメンバーの手元にも届いています。
50歳を迎えた雄羊パッシは私たちをはじめ世界中の人々を魅了しています。今回さらに美しく咲き誇り、今まで以上に若々しくなりました。